天使が舞い降りた城-サンタンジェロ城-【Italy Rome】

ローマで一番気に入ったスポットがサンタンジェロ城だった。
ドイツのノイシュヴァンシュタイン城のようなおとぎ話に出てきそうなお城ではないけれど、
シンプルで落ち着いた、たたずまいは堂々とした気品が感じられる。
お城の前を流れるテヴェレ川にかかった橋もとても素敵だった。


私たちは、テヴェレ川沿いを歩きながら、お城へと向かった。

橋には10体の天使の像が立ち並ぶ。
お城へ向かう時、なんだか試されているような、見透かされているような気持ちになる。
天使に見守られたお城は、とても神々しくみえた。
この像1体1体がとても表情豊かで美しく、まるで美術館へ来たようだった。

タイトルで、「天使が舞い降りた」と書いたが、それは、このサンタンジェロというお城の名前の由来する。
むかしむかし、ペストが猛威を振るっていた時代に、このお城の上に大天使ミカエルが降り立ち、持っていた劔を鞘に納めた。これをみた皇帝が、ペストの終焉を悟ったことから、この城を「聖なる天使の城」という意味の「サンタンジェロ城」と名付けたそう。
お城の中に入り、上へと進むと、テラスからサン・ピエトロ大聖堂がみえる。

まるで額縁に縁取られたかのような美しい風景。夕焼け刻にみるサン・ピエトロ大聖堂は特に美しいそうだ。
お城の佇まい、城内からの景色、お城の歴史…どこを取っても魅力的で大好きなお城である。

このサンタンジェロ城に再び天使が舞い降りたとき、それはきっとコロナの終焉を意味するにちがいない。と私は信じている。

visited in 2012.2

旅する幸せ*Cobuta trip*

どこにでもいるふつうの働き女子が、休日を利用して旅行した記録です。

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