日本の原風景-【白川郷】世界遺産 白川郷合掌造り集落

一度は行ってみたいと思っていた、白川郷 合掌造り集落を訪れた。

宿泊は高山だったので、バスで約一時間の旅。
初めてだったので、バスツアーを利用した。

高山も白川郷も外国からの観光客も多いので、申し込んだバスツアーは、外国人メインの英語のツアーだった。
ガイドさんは日本人の方。
参加者は外国の方8名、日本人は私を含め3名。
ツアーは英語と日本語、両方でアナウンスされた。
「皆さま、本日はありがとうございます。これから白川郷へとバスを進めてまいります。」と言ったかと思えば、
“Welcome to our bus tour!! We are taking you to Shirakawago.”、、、
といった具合である。

興味深いのが、同じガイドさんでも、日本語と英語ではキャラというかニュアンスが異なるアナウンスをするところ。

日本人向けには、少し丁寧で、少し硬めのアナウンス。
敬語のせいだろうか。英語に比べると、客>ガイドさん というようなへりくだった構図が見て取れる。
内容も硬く、白川郷の歴史や伝統、地理的な特色など、形式的に思える内容であった。

しかし、英語はというと、日本語よりフランクな印象で、ジョークを交えたり、相手にレスポンスを求めるようなアナウンス。
「白川郷来たことある人ー?手を挙げてー?」と聞いてみるような、双方向の案内。(日本人はきっと、聞かれても答えない人が多いのだろう…)

幸いなことに、英語のアナウンスも理解できたので、日本流のガイドと外国人向けのガイドの両方を楽しめたので、2倍ツアーを楽しめたと思う。

参加者も外国の方の方が多かったので、日本にいながら、ちょっと外国の観光気分。
さて、まずバスは展望台へ。
白川郷の集落が一望できた。
山に囲まれた集落はとてもかわいらしく、周りの山の自然もきれいだった。
展望台をあとにして、集落へ。
今も実際に暮らしているところへおじゃまするというのが、"つくられていない暮らし"に触れられているようですごく良いと思った。
逆に、生活している方の邪魔にならないように、この生活を守りながら観光をしなくてはならないと思った。
手を合わせているような形の屋根が特徴の合掌造り。

正面についた大きくて四角い窓がかわいらしい。
神田家に立ち寄り、中を見学させていただいた。
囲炉裏の火が暖かい。
二階からの景色。
二階では養蚕が行われていたそうだ。
外の堀には魚が泳いでいた。水がとてもキレイ。


昔にタイムスリップしたかのような、ゆったりのどかな景色の中、気持ちよく散策ができた。

いつか、雪化粧した白川郷をみに来たいと思った。
2019.5

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